結論から言います。2026年10月1日(木)の発券分から、JAL国内線特典航空券の必要マイル数が変わります。変わるのは「特典航空券PLUS」を使うときの上限だけで、一番安い「基本マイル数」は据え置きです。
「基本が変わらないなら関係ない」と思った人ほど、ここで損をします。繁忙期や直前の予約では基本マイルの席が残っていないことが多く、実際に払うのはPLUSの上乗せ後の数字だからです。その上限が、全ゾーンで2,000〜7,500マイル上がります。
この記事では、JAL公式の現行表と10月1日以降の表を突き合わせて、ゾーン別の新旧比較と、9月中にやっておくべきことを整理します。
何が変わるのか:基本マイルは同じ、PLUSの上限が上がる
JAL国内線の特典航空券は、空席状況で必要マイルが変わる仕組みです。一番マイルの少ない「基本マイル数」の席がなければ、予測残席に応じて追加マイルを払って予約できます。これが「特典航空券PLUS」です。
今回の改定で変わるのは、このPLUS利用時の「最大」マイル数です。JAL公式には「普通席、クラスJ、ファーストクラスのPLUS利用時必要マイル数」が変更対象と書かれています。基本マイル数(東京〜大阪の普通席6,500マイルなど)は、10月1日以降の表でも同じ数字です。
つまり、空席が多い日・早めの予約なら今までと変わらず、混む日・直前の予約ほど値上がりの影響を受ける改定です。
ゾーン別・新旧比較表(直行旅程・片道1区間・普通席)
JAL国内線は距離に応じてA(短距離)からG(長距離)まで7つのゾーンに分かれています。普通席の基本マイル数と、PLUS利用時の上限を新旧で並べました。
| ゾーン | 主な路線の例 | 基本マイル数 | PLUS上限(現行) | PLUS上限(10/1〜) | 増加 |
|---|---|---|---|---|---|
| A | 札幌〜函館、福岡〜宮崎 など | 4,500 | 18,500 | 20,500 | +2,000 |
| B | 札幌〜利尻、札幌〜釧路 など | 5,500 | 22,500 | 26,500 | +4,000 |
| C | 東京〜大阪、大阪〜福岡 など | 6,500 | 23,500 | 28,000 | +4,500 |
| D | 東京〜広島、札幌〜仙台 など | 7,500 | 31,000 | 35,500 | +4,500 |
| E | 東京〜札幌、東京〜福岡、大阪〜沖縄 など | 8,500 | 39,500 | 43,500 | +4,000 |
| F | 東京〜沖縄(那覇)、大阪〜石垣 など | 9,500 | 44,500 | 49,000 | +4,500 |
| G | 東京〜宮古、東京〜石垣 | 10,500 | 51,500 | 57,000 | +5,500 |
クラスJとファーストクラスも同じ構造です。
| ゾーン | クラスJ 基本 | クラスJ PLUS上限(現行→10/1〜) | ファースト 基本 | ファースト PLUS上限(現行→10/1〜) |
|---|---|---|---|---|
| A | 5,500 | 19,500→21,000 | ― | ― |
| B | 6,500 | 23,000→27,500 | ― | ― |
| C | 7,500 | 24,000→28,500 | 14,500 | 27,000→29,500 |
| D | 9,000 | 32,500→35,500 | 18,000 | 34,000→37,500 |
| E | 10,000 | 41,000→45,000 | 20,000 | 46,000→51,500 |
| F | 11,500 | 46,500→51,000 | 22,000 | 44,000→50,000 |
| G | 13,500 | 53,500→58,500 | 24,000 | 60,000→67,500 |
いちばん大きいのは東京〜石垣・宮古(Gゾーン)のファーストクラスで、上限が60,000から67,500マイルへ7,500マイル増。東京〜沖縄の普通席は44,500から49,000マイルで、率にすると約10%の値上げです。
「上限」はあくまで最も混んでいる日の数字で、普段はこの範囲の中で変動します。ただ、上限が上がるということは、その手前の段階の数字も全体に上がると考えておいた方が安全です。
9月中にやっておくべきこと
改定は「発券日」で判定されます。10月1日以降に乗る便でも、9月30日までに発券すれば現行の表が適用されます。
- 年末年始・春休みの帰省や旅行が決まっているなら、9月中に発券する。特典航空券は搭乗日の330日前から予約できるので、2027年の夏休みまで対象です
- 基本マイル数の席が残っているか、今のうちに空席照会で見る。基本で取れる席は改定後も同じマイル数なので、こちらが残っていれば慌てる必要はありません
- PLUSでしか取れない日程は、9月中に発券した方が確実に安い。差は1人あたり2,000〜7,500マイル。家族4人なら最大3万マイルの差です
こういう「改定のお知らせ」を見たら、まず手帳の予定と空席照会を突き合わせてください。1年先まで予約できる特典航空券は、改定前の駆け込みが一番効く仕組みだからです。
影響を受けないもの
次の3つは今回の改定と無関係です。
- JALの提携航空会社の特典航空券(距離制のチャート)。JALマイルでアラスカ航空便のハワイを取る方法は「JALマイルでハワイ|アラスカ航空便は片道23,000マイル・燃油0円」で紹介しています
- JAL国際線特典航空券(2025年6月に改定済み)
- 乗り継ぎ旅程の表は別に用意されています。JAL公式の「乗り継ぎ旅程 必要マイル早見表」で確認してください
まとめ
- 2026年10月1日発券分から、JAL国内線特典航空券のPLUS利用時の上限が全ゾーンで2,000〜7,500マイル増える
- 基本マイル数は据え置き。空席が多い日・早めの予約はこれまで通り
- 東京〜沖縄の普通席は上限44,500→49,000、東京〜石垣のファーストは60,000→67,500
- 混む日程の予約が決まっているなら、9月30日までに発券する
JALマイルの貯め方の基本は「マイルの貯め方【基礎編】」、上級会員資格を狙う考え方は「マイルの貯め方【応用編】— 「修行」という選択肢」で紹介しています。
▼この記事の動画版(約6分):https://youtu.be/g1PxuuOBDw0
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