結論から言います。JGC修行の費用は「発券の順番」で決まります。私は、①ANAの特典航空券でシドニーまで行き、②シドニー発のJAL航空券(海外発券)で羽田・デリー・シドニーを回る、という順番で、航空券の現金支払いは302,145円でした。
落とし穴は期限です。JALカードの審査が通ったのが11月20日。翌年からJGCの入会条件が変わるので、残りは1か月と10日。インドとオーストラリアのビザも要りました。急いだ分、失敗もあります。全部書きます。
この記事は2023年11月末から12月中旬の記録です。制度もマイル数も当時のものなので、いま同じことをする場合は最新の条件を確認してください。
なぜ急いだか:翌年から入会条件が変わった
JGC(JALグローバルクラブ)は、JALの上級会員の中でも「一度入れば、年会費を払う限り続く」会員組織です。2023年までは、1年間に50,000FOP(フライオンポイント)を貯めるか50回搭乗して「JMBサファイア」になり、JALカードのCLUB-A以上を持っていれば入会できました。
2024年1月からは「JAL Life Status プログラム」という生涯ポイントの制度に変わり、入会条件はLife Statusポイント1,500以上に。FOP5万で入る道は2023年の搭乗分が最後になりました。私がそれに気づいたのが11月の初めです。
まずJALカードCLUB-Aを申し込み、11月20日に審査通過の連絡。ここから12月31日までに5万FOPです。
行程:広島→シドニー→羽田→デリー→羽田→シドニー→広島
7日間で、こう回りました。
| 日 | 区間 | 便・座席 | 支払い |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 広島→羽田→シドニー | ANA ビジネス(特典航空券) | 75,000マイル+75,440円 |
| 2日目 | シドニー→羽田 | JAL プレミアムエコノミー | シドニー発の海外発券に含む |
| 3日目 | 羽田→デリー | JAL プレミアムエコノミー | 同上 |
| 4〜5日目 | デリー→羽田 | JAL プレミアムエコノミー | 同上 |
| 5〜6日目 | 羽田→シドニー | JAL プレミアムエコノミー | 同上 |
| 6〜7日目 | シドニー→羽田→広島 | ANA ビジネス(特典航空券) | 1日目の往復に含む |
ポイントは2つです。
- JALの航空券はシドニー発で買う。 日本発より安い「海外発券」です。シドニー→羽田→デリー→羽田→シドニーを1枚の航空券にして、2,319豪ドル(当時のレートで226,705円)でした。
- シドニーまでの往復はANAのマイルで。 JALの修行なのにANAで行くのは、JALの海外発券の出発地に自分を運ぶためです。往復ビジネスで75,000マイルと燃油・税75,440円。
全区間プレミアムエコノミーにしたので、9時間の便が続いても疲れは思ったより残りませんでした。
費用:航空券302,145円と、そのほか
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| JAL海外発券(シドニー→羽田→デリー→羽田→シドニー、プレミアムエコノミー) | 226,705円(2,319豪ドル) |
| ANA特典航空券の燃油サーチャージ・税(広島⇔シドニー ビジネス) | 75,440円 |
| 航空券の現金合計 | 302,145円 |
| ANAマイル | 75,000マイル |
| シドニー空港前のホテル(1泊) | 現金 |
| 羽田のホテル(1泊) | ヒルトンお台場 |
| デリーのホテル(1泊) | ダブルツリー by ヒルトン(デリー周辺のヒルトン3軒で最安) |
| デリーの空港送迎(往復) | 約2,600円+約3,000円(Klookで日本から予約) |
| 羽田の空港タクシー(深夜) | 約8,000円 |
| 羽田のリムジンバス | 800円 |
現金で払ったのは航空券30万円と、宿・送迎・食事です。ホテルはポイントとステータスが効きました。デリーでは最上階の角部屋に上げてもらいましたが、それは別の記事に書きます。
空港暮らしのコツ:ラウンジは「階」で選ぶ
7日間のうち、寝たのはホテルで3泊。あとは空港と機内です。快適に過ごせたのはラウンジのおかげでした。
- 羽田第2ターミナルのANAスイートラウンジ:受付4階、食事3階、シャワー2階。朝6時はがらがら。出国手続きは10分足らず。
- 羽田第3ターミナルのJALサクララウンジ:5階のほうが空いています。シャワーは2枠続けて予約すると待ちません。初めてのJALチェックインでFace Expressも登録しました。
- カードラウンジは避ける:長蛇の列でした。航空会社のラウンジに入れるなら、そちらへ。
- シドニー:出発はカンタスのラウンジ(シャワーあり)。到着後は、制限エリアの外にプライオリティ・パスで入れるラウンジがあり、次の便まで身支度と時間つぶしができます。1枚のカードで2時間が目安。私はカードを複数枚見せて延ばしてもらえましたが、受付の判断なので、できるとは限りません。
- デリー:出発前はENCALM Priveというラウンジ。人が少なく、カレーをその場で作ってくれました。
失敗したこと
- 羽田に深夜到着し、リムジンバスの最終便が出ていてタクシーで約8,000円。翌朝は800円のバスで30分でした。到着時刻と最終バスは先に確認。
- シドニーの空港前ホテルは、水が無料ではありませんでした。
- デリーの空港は、当日の航空券がないと建物に入れません。早く着きすぎて、チェックイン開始まで外で3時間待ちました。この話は次の記事にまとめます。
結果
この行程で5万FOPに届き、JGCに入会できました。区間ごとの獲得FOPは、当時の計算方法の記録が手元に残っていないので、ここでは書きません。
制度は2024年に変わっているので、この記事の行程は「当時はこうだった」という記録です。ただ、海外発券で出発地を変える、そこまでは特典航空券で行く、プレミアムエコノミーで体力を残す、ラウンジで空港暮らしをする、という考え方は今も使えます。
まとめ
- JGCの入会条件は2024年に変わった。2023年11月は駆け込みの1か月だった
- 航空券は、シドニー発の海外発券(226,705円)+ANA特典の燃油・税(75,440円)=302,145円
- シドニーまでの往復はANAマイル75,000で、ビジネスクラス
- 全区間プレミアムエコノミーで、7日間の空港暮らしでも体力が持った
- 失敗は、深夜のタクシーとデリー空港の3時間待ち
修行という選択肢そのものの考え方は「マイルの貯め方【応用編】— 「修行」という選択肢」に書いています。
関連記事:初めて乗ったビジネスクラス、率直な感想/1マイルは何円?同じ1万マイルが1万円にも8万円にもなる理由
▼無料の「マイル計算ツール」(ANA・JAL対応)はLINEで配布中:LINEで友だち追加して受け取る
▼会員版マイル計算ツール(国内全空港・全到着地に対応、月1,000円)のご案内はこちら:ポイ活マイルラボ 会員のご案内


コメント